It's a Manyou World!万葉集のセカイ
中大兄皇子

中大兄皇子

作者:中大兄皇子

海神わたつみ豊旗雲とよはたくも入日いりひさし今夜こよひ月夜つくよさやけくありこそ

旅歌

旅歌

現代語訳

海の神の豊かな旗のような雲に夕日が差し込んでいる。どうか今夜の月夜が清らかでありますように。

シチュエーション

661年に百済救援へ向かう旅の途上、緊迫した船旅の途中に播磨の海上の景色を詠んだものです。自然と祈りが溶け合った美しい歌。柿本人麻呂らしい叙景と祈念が融合した有名な歌です。

原文

海神之豐旗雲中夕陽映照,願今夜之月色清明。

アイテム ー豊旗雲

ひつじ雲(高積雲)やいわし雲(巻積雲)が空一面に広がり、夕日に照らされて放射状の光芒が雲底で輝いている光景とされる。この歌は、白村江の戦いなどの激動の中で詠まれたものであり、「天智天皇の御代の到来」を告げる吉祥として描かれている。

中大兄皇子 のゆかりの地

関連画像(Wikimedia引用)

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