高市黒人
作者:高市黒人
古の 人に 我れあれや 楽浪の 古き 都を 見れば 悲き
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挽歌(哀傷歌)
現代語訳
昔の人と同じように、私もここに生きているのだろうか。楽浪の古い都跡を眺めると、過ぎ去った時代の面影が胸に迫り、ただ悲しさがこみ上げてくる。
シチュエーション
高市黒人が、琵琶湖西岸・楽浪(ささなみ)にあった古い都跡を訪れ、往時の栄華を思いながら無常を感じた歌。『古の人に我れあれや』は、かつてここに暮らした人々と自分を重ね合わせる表現で、時間の隔たりと人の世の儚さを象徴している。廃都を前にした静かな感傷が、短い言葉の中に凝縮されている。
原文
古 人尓和礼有哉 樂浪乃 故京乎 見者悲寸
アイテム ー壬申の乱ー

天智天皇が亡くなった後、「跡継ぎ」をめぐって親戚同士で殺し合いをした大ゲンカです。大海人皇子(叔父) 勝利し、大友皇子(甥)が 自害しました。20年後に人麻呂がこの歌を詠んだのは、死者の魂をなぐさめるためともいわれています。近江大津宮(現在の滋賀県大津市付近)は、 かつて天智天皇が都を置いた場所ですが、天智天皇の死後、壬申の乱(じんしんのらん)という激しい内乱が起こり、都はわずか5年で廃墟となりました。
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高市黒人 のゆかりの地
関連画像(Wikimedia引用)
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