高市黒人
作者:高市黒人

楽浪の 国つ御神の うらさびて 荒れたる 都 見れば 悲しも
挽歌(哀傷歌)
現代語訳
ささなみの地を守る神々の力も衰えたのだろうか。荒れ果てた都の跡を眺めると、胸に深い悲しみがこみ上げてくる。
シチュエーション
高市黒人が、かつて栄えた楽浪の都跡を訪れ、荒廃した姿を前に無常を感じた歌。『国つ御神』は土地を守護する神々のことで、都が荒れたのは神々の加護が薄れたためかと嘆く表現になっている。繁栄から荒廃へと移り変わる歴史の流れを前に、人の世の儚さをしみじみと感じさせる作品。
原文
樂浪乃 國都美神乃 浦佐備而 荒有京 見者悲毛
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高市黒人 のゆかりの地
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