
額田王
作者:額田王
綜麻形の 林のさきの 野榛の 衣に付くなす 目につく吾が背
恋歌
現代語訳
綜麻形の林の先にある狭野の榛の葉が衣にくっつくように、あなたの姿が目について離れません。
シチュエーション
綜麻形(へそかた)は奈良県桜井市付近の地名とされる。狭野の榛(はしばみ)は、葉や実が衣にくっつきやすい性質を持ち、それを恋しい人の姿が目に焼きついて離れない様子にたとえている。「吾が背(わがせ)」は親しみを込めた呼びかけで、恋人や夫を指す。
原文
綜麻形林前的狹野榛葉,如同黏附衣裳般,你的身影總是映入我眼簾,揮之不去。
アイテム ー榛の木(ハンノキ)ー

古代、ハンノキの実や樹皮を煮出した汁は、布を染めるための染料として使われていました。 茶色や黒っぽい色に染まります。当時の人にとって、植物(榛:はり)で布を染めることは日常的でした。色が定着しやすく色はなかなか落ちないのが特徴です。現代では榛摺(はりずり)として当時の文化を継承しています 参考サイト:https://iroai.jp/hashibami/
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